最後に笑えれば

ゼミのこと書くよ、と言いつつバイトのことも。

2020/05/03

3月の半ば、卒業して少し後。

とうとうバイトを卒業した。

 

これから立場が変わるってことで、バイトブログは下書きに戻した。(もし見られたときのコンプラの問題)

 

とにかく4年間続けられたのは、ほんとにいい人々に恵まれたからだと思う。

誰よりも叱ってくれたオーナー、お兄さんみたいな店長、いつも優しくて強いトレーナーに、クセが強いけどそれ以上に優しい従業員の皆さんのおかげだ。

昔のわたし(今もだけど)みたいにおなじミスを繰り返してしまうような人間はさっさと見限られてもおかしくないはずなのに、みんな見捨てずに励ましてくれたり、ときには怒ってくれたりと、と見捨てずにどうにかしたいと言って、どうにかしようとしてくださった。

それは、ミスが減って悩みの質が変わったバイト後半〜卒業するまでずっと変わらなかった。

 

わりとバイトで良い思い出ってあんまりなくて、怒られた思い出や、ミスした思い出、忙しくて大変な思い出、先輩として責任持たなきゃいけない、結果を出さないといけないという気持ちや、できなかった悔しい気持ちなど、そんな思い出ばかりが浮かぶ。楽しい思い出もあるけど、それはその記憶の端々にキラキラ散らばっている感じ。

 

思えば、いつのまにかバイトがわたしの生活の中心になっていた。

だけど絶対に単位を落とさないで大学生活は両立させる!がわたしのモットーだった。

単位を落としたらバイトのせいにされるから。自分のせいなのにバイトのせいにされるのは腹が立つなあと思ったからなんだけど。

だからバイトを辞めた後から4/1になるまでの社会人になる前の空き時間は、ぽっかりと穴が空いたような気持ちだった。

辞めても近所だから何かとお店に行く機会があって、みんな優しく迎えてくれらからとても嬉しい。なんとなく長い休みをもらって修行している気持ちになることがある。

結局のところ、辛くて苦しい思い出ばかりでも、それ以上に学べる環境で、とにかくそこにいるみんなが好きだったんだろうなって思う。

他の人より接客下手だし、敬語だってうまく使えないし、接客がめっちゃ好き!というわけでもなかったし、きっとみんなから期待されてるようなクルーにはなれなかった。そんなバイトは苦しかったけど、楽しかった。

 

バイト4年目は、わたしがいなくなってもみんなが自主的に考えて行動できるようになってほしいなということを目標にしてたけど、わたし自身にそこまでの余裕がなくていろいろ店長やトレーナーと考えながら進められなかったことも後悔してる。

あとは、冒頭にもつながるんだけど、おなじ人におなじことを繰り返し言う立場になったりもした。そしてそれがいかに大変で、いかにストレスのかかることなのかを知った。自分も今まで、いろんな人にこういう気持ちにさせてたんだなと思った。4年目だけど初めてわかったことだってたくさんあった。

 

本当はバイトを辞めたくなかったし、給料がちゃんと出て、そしてみんなが望んでくれるなら今の立場よりももっと上になって、という考えがなかったわけではない。

だけどわたしの気力的にもたなかったと思う。最後の方のわたしは、厳しく接させることや求められることのレベルの高さに精神的に疲れ切っていたし、求められてる頑張り方は理解できても、いざ実行に移そうとするとどうしたらいいかわからなかった。

そうやってほかの人よりも自分に厳しく接することは、これから新たなステージへ進むわたしに対して最後にしてあげられることだ、と上の人から言われた。わたし自身も、そのとき経験していたことは絶対将来役に立つと思ったし、そうやって考えてくれている人の気持ちを考えると、とても辛かったけど途中で逃げることだけはしてはいけないと思っていた。

 

 

そして環境が変わった今。

社会人になって1ヶ月が経った。

バイトで過ごした4年間は本当に素晴らしい経験だったんだなと痛感する瞬間がたくさんある。そして、自分が今置かれている環境は、バイトしている当時と比べたら圧倒的にルールや制度というものが欠けていて、バイト先が本当にちゃんとしていたんだな、経営者だけじゃなくて、従業員を巻き込んで経営をしていこうとしていたんだと痛感している。

 

 

「大学生活、こんな自由な時間にバイトだけしていたらもったいない」

と、いう言葉を耳にする、が、わたしはこの言葉が大嫌いだ。

一理あるのはもちろん理解している。

企業が主催しているイベントや、友人との交流やサークル活動…そのときだけしかできないことは本当にいろいろあるんだけど。

勝手にもったいないなんて決め付けるのは、真面目にバイトをやってる人に対して失礼じゃない?って思っちゃうわけ。

少なくともわたしはバイトしてる時間をもったいないと思ったことは一度もないし、バイトと天秤にかけてどうしてもやりたいことは、ちゃんと休みをもらってやってきた。

そもそも!

大抵の社会人は、バイトだって大学生の時にしかできないししないでしょ?って感じ。

サークルとかイベントと何が違うの?

目的を持って、と言ったら大袈裟かもしれないけどそうやって自分を成長させられる、やりがいのあるバイトをしたら、バイトしてる時間は絶対に"ただのお金を稼ぐ時間"にはならないし、それがわたしみたいに将来につながることもある。

 

だから、これから入る森田ゼミの子でバイトしてる子がいたら、勤務時間の多さに関わらず、何かを人生にいい影響をもたらすようなバイトをしてほしいなあ。

 

 

てかなんか長くない???

今まで書いてなかった分ってことで…